眼精疲労と首こりが同時に出る理由と受診目安【はり師解説】

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監修:おひげ先生(山﨑駿)

柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師(国家資格4つ)/登録販売者(都道府県免許)
国際基準カイロプラクティック学位 D.C.(Doctor of chiropractic)
ディプロム・ド・オステオパシー(D.O.)取得予定(修学中)

所属:オステオパシー・メディスン協会/JCR認定カイロプラクター

日本工学院八王子専門学校 柔道整復科 卒業/東京呉竹医療専門学校 はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師科 卒業/TCC東京カレッジオブカイロプラクティック(旧RMIT ロイヤルメルボルン工科大学 カイロプラクティック科 日本校)卒業

体のふしぎと健康のことを多角的な視点で発信中。

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はり師・きゅう師として12年の臨床経験を持つ監修者が解説します。「目がしょぼしょぼする」「首がガチガチ」──この2つが同時に起きるのには、毛様体筋(もうようたいきん)と後頭下筋群(こうとうかきんぐん)の連動という明確なメカニズムがあります。この記事を読むことで、なぜ目と首が一緒にこわばるのかが分かり、今日から実践できるセルフケアと「これは病院へ」のサインが判断できるようになります。

✅ こんな症状、いくつ当てはまりますか?

  • ☐ 目がかすむ・ぼやける・ピントが合いにくい
  • ☐ 目が痛い・重い・しょぼしょぼする
  • ☐ 首・肩がこる・後頭部に重さを感じる
  • ☐ 前頭部・後頭部の頭痛がある
  • ☐ 休息をとっても目の疲れが翌日まで残る

2つ以上当てはまる方は、眼精疲労と首こりの連動が起きている可能性があります。このまま読み進めると、今日からできる対処法が分かります。

目次

1. 結論:眼精疲労と首こりが同時に出る理由

「目の疲れ」と「首のこり」は、身体の中でつながっています。

結論から先にお伝えします。

💡 ポイント

眼精疲労(がんせいひろう)と首こりが同時に起きるのは、主に次の2つのメカニズムによるものです。

メカニズム1:毛様体筋の疲労が後頭下筋群に波及する

毛様体筋とは、目のレンズ(水晶体)の厚みを変えてピントを調節する筋肉です。近距離のデジタル画面を長時間見続けると、この筋肉が収縮したまま緊張し続け、目全体に疲労感をもたらします。

一方、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)は首の付け根・頭蓋骨の底部に位置する深部の小さな筋肉群(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋の4対)です。この筋肉群は眼球の動きと連動して頭部・頸椎を微調整する役割を持っています。

つまり、目が動くたびに後頭下筋群も反応しているのです。

スマホやパソコンの画面を長時間見続けると、毛様体筋の疲労と同時に後頭下筋群も酷使されます。その結果、首の深部に硬さが生まれ、「首こり」として感じられます。

メカニズム2:頸部前傾姿勢が引き起こす連鎖

デスクワークやスマホ使用中は、頭が前に出た姿勢(頸部前傾)になりやすい状態です。

頭部の重さは成人で約5〜6kgとされています。頭が前に傾くほど首の筋肉への負担は指数関数的に増大し、僧帽筋・肩甲挙筋といった表層の筋肉だけでなく、後頭下筋群のような深部の筋肉にも慢性的な緊張をもたらします。

こうした首のアライメント(並びのバランス)の乱れは自律神経にも影響し、自律神経の乱れが眼精疲労の一因となることも報告されています。

監修者コメント

人間は思った以上に眼球を動かして、さまざまな視覚情報を得ています。目を開けている限り視覚情報は常に入ってくるため、眼球運動と後頭下筋群(首の付け根の深部にある筋肉)の連携・連動によって、眼精疲労や首・肩のこりにつながるケースが多く見られます。また、姿勢の崩れや首のアライメント不良(並びの乱れ)から自律神経が乱れ、眼精疲労として現れる場合もあります。スマホやパソコン作業が増えている今は、ストレートネックも含めて全体の状態を把握することが大切です。

— 山﨑 駿(はり師・きゅう師・柔道整復師・D.C.)

2. 眼精疲労の症状チェック──疲れ目とはどう違う?

「疲れ目」と「眼精疲労」の違い

日常的に使われる「疲れ目」と「眼精疲労(がんせいひろう)」は、医学的に区別されます。

疲れ目 眼精疲労
回復の目安 睡眠・休息で比較的回復しやすい 睡眠・休息をとっても十分に回復しにくい
症状の種類 目のぼんやり感・重さが主体 目の症状+頭痛・肩こり・吐き気など全身症状を伴うことがある
持続期間 数時間〜1日程度 数日以上続くことがある

日本眼科学会によると、眼精疲労は「視作業を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態」と定義されています。

眼精疲労の症状チェックリスト

以下の症状がいくつか重なっている場合は、眼精疲労が関与している可能性があります。

目の症状

  • 目がかすむ・ぼやける・ピントが合いにくい
  • 目が痛い・重い・しょぼしょぼする
  • 光がまぶしく感じる
  • 目が充血しやすい
  • 目が乾く感覚がある

全身症状

  • 後頭部・前頭部の頭痛がある
  • 首・肩がこる
  • 吐き気・胃のむかつきがある
  • めまい・ふらつきを感じる
  • 気分がすぐれない・集中できない

これらの症状の多くは、VDT(Visual Display Terminal:パソコン・スマホなどのデジタル画面)作業と密接に関係しています。

Liu Z らの2022年の研究(Journal of Clinical Medicine)では、調査対象者の約81.7%がコンピュータービジョン症候群(CVS:デジタル機器の長時間使用に関連する眼精疲労の症状群)を経験していたことが報告されています。

— Liu Z et al., Journal of Clinical Medicine, 2022. PubMed ID: 36498619

3. はり師・柔整師が施術で確認する3つのポイント(独自視点)

国家資格4種(柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)とCCEA認可D.C.を保有する監修者が、12年・延べ数万人の施術経験から確認してきたポイントです。

国家資格を持つ施術者が体のバランスを確認する際、眼精疲労と首こりが同時にある方に対して特に着目するポイントがあります。

確認ポイント1:後頭下筋群の過緊張

後頭下筋群(こうとうかきんぐん)は深部に位置するため、触れただけでは分かりにくい筋肉です。

この筋肉群が慢性的に緊張していると、後頭部〜頭頂部にかけての重さや圧迫感、目の奥のだるさとして感じられることがあります。また、後頭下筋群の緊張は第1・第2頸椎(C1・C2)付近の動きにも影響するため、首の可動域の変化として確認されることがあります。

確認ポイント2:頸部〜肩甲骨の連動の乱れ

頸椎(首の骨)から肩甲骨にかけての筋肉群(肩甲挙筋・僧帽筋上部線維など)の緊張バランスは、頸部の安定性と密接に関わっています。

デスクワークや前傾姿勢が続くと、これらの筋肉が片側あるいは左右差をもって緊張し、頸部〜肩甲骨周辺の重さや痛みとして表れることがあります。この状態は眼精疲労を引き起こす姿勢の乱れと連動していることが多く見られます。

確認ポイント3:自律神経のバランス

首のアライメント(頸椎のならび)が崩れると、頸部周辺の自律神経の通り道への影響が懸念されることがあります。

自律神経の乱れは、眼球の筋肉(毛様体筋・外眼筋)の調節にも影響する可能性が示唆されています。また、デジタル機器の長時間使用では交感神経の過緊張状態が続きやすく、まばたきの減少によるドライアイ様症状の一因になることも報告されています。

Pavel ら(2023年、Medicina)は、VDT作業が眼球症状だけでなく筋骨格症状・全身症状まで幅広く引き起こすことを包括的にレビューし、眼科専門家が助言と対応選択肢を提供できることの重要性を指摘しています。

— Pavel IA et al., Medicina (Kaunas), 2023. PubMed ID: 36837613

4. 今日からできるセルフケア3選

セルフケアを日常に取り入れることで、目と首の快適な状態を維持しやすくなります。今日からできることを3つご紹介します。

「目も首もつらい…でも何から始めたらいいか分からない」という方へ。まずは「温める・冷やす」の使い分けを知るだけでも、今日の不快感が変わる可能性があります。

セルフケア1:温める・冷やすの正しい使い分け

ケアの種類 向いている状態 方法の目安
温める(温罨法) 目がじんわり重い・疲れがたまっている・首・肩がこっている・慢性的な乾燥感 蒸しタオルやホットアイマスクを目に当て10〜15分リラックス
冷やす(冷罨法) 目が充血している・炎症・熱感がある・目をぶつけた直後の急性の痛み 冷やしたタオルを軽く目に当てる

⚠️ ご注意ください

目に炎症・感染の疑いがある場合(目やにが多い・痛みが強い等)はセルフケアで様子を見ず、早めに眼科へご相談ください。

セルフケア2:ツボ押し3点(睛明・攅竹・太陽)

目の周辺のツボは、眼精疲労に用いられることのある代表的なケアです。痛気持ちいい程度の力で、指の腹を使って5〜10秒ずつ、2〜3回押してみてください。

ツボ名 場所 特徴
睛明(せいめい) 目頭と鼻の付け根の間のくぼみ かすみ目・目の疲れ全般に用いられるツボ
攅竹(さんちく) 眉頭の内側・眉毛の始まりのくぼみ 頭痛・目の疲れ・涙目に用いられるツボ
太陽(たいよう) 眉尻と目尻の外側、こめかみのくぼみ 目のリフレッシュ・頭部の重さに用いられるツボ

国内文献レビューでは、鍼灸施術が眼精疲労関連症状に対して一定の可能性を示すことが示唆されていますが、個人差があります。ツボ押しはあくまでセルフケアの一つとして取り入れてみてください。

セルフケア3:遠近体操と後頭下筋ストレッチ

遠近体操(毛様体筋のリセット)

STEP 1

近距離(30cm程度)に立てた人差し指を5秒見る

STEP 2

次に、窓の外など遠くの景色を5秒見る

STEP 3

これを交互に5〜10回繰り返す

毛様体筋は「近くを見るとき」に収縮します。意図的に遠くと近くを交互に見ることで、ピント調節筋の硬直をほぐすことが期待されます。

作業の合間に「1時間に1回・1〜2分」を目安に取り入れると、長時間作業による毛様体筋の緊張が蓄積しにくくなる可能性があります(厚生労働省の情報機器作業ガイドラインでも、1時間作業ごとの休憩が推奨されています)。

後頭下筋ストレッチ

STEP 1

椅子に深く座り、背筋を軽く伸ばす

STEP 2

頭を軽くうなずかせるように(あごを引いて)後頭部を後ろにゆっくり引く

STEP 3

後頭部の付け根(首との境目)に伸び感を感じたら5〜10秒キープ

STEP 4

ゆっくり戻して3回繰り返す

このとき、首を大きく曲げたり、強く引っ張ったりする必要はありません。「あごを引く」動作だけで後頭下筋群への適度なストレッチ感が得られます。

セルフケアの落とし穴:逆効果になることがある行為

セルフケアにはいくつかの注意点があります。

(a)首を強く揉みすぎない

首の筋肉を強い力で揉み続けると、筋肉の炎症を助長したり、もみ返しを引き起こしたりする可能性があります。特に後頭下筋群は深部の繊細な筋肉群であるため、強い圧刺激は逆に緊張を強める場合があります。「痛気持ちいい」を大幅に超えた強さは控えましょう。

(b)マッサージ器具を首に長時間当てすぎない

市販の電動マッサージャーや首筋にあてるタイプのグッズは、使い方によっては首の筋肉・靭帯・神経・血管への過度な刺激になる可能性があります。特に就寝中のながら使用や、同一箇所への長時間の連続使用は避けてください。

⚠️ ご注意ください

いずれも「気持ちよさ」を感じながら継続してしまいがちですが、短時間・適度な強さを守ることが大切です。症状が悪化する場合は使用を中止し、専門家にご相談ください。

5. 間違えやすい症状の鑑別

眼精疲労と似た症状を起こすものは複数あります。「目が疲れているのか、それとも別の原因があるのか」を知っておくことが大切です。

スマホ老眼との違い

スマホ老眼 加齢による老眼(老視)
原因 毛様体筋の一時的な緊張による調節機能の低下 水晶体の弾力性の低下(加齢変化)
年齢 若年層〜中年でも起こりやすい 40代以降に多い
回復性 休息・セルフケアで改善する可能性がある 元の状態には戻りにくい(眼鏡・コンタクトで補正)
主な症状 近くのものが一時的にぼやける、目が疲れやすい 近くにピントが合いにくい(持続的)

ドライアイとの違い

ドライアイは涙の量や質の問題から目の表面が乾燥する状態です。眼精疲労と症状が重なることが多く、「目がしょぼしょぼする」「乾燥感」「かすみ」は共通します。

違いのポイントとして、ドライアイは乾燥環境や長時間のまばたき減少が主な誘因であるのに対し、眼精疲労はピント調節の酷使・筋肉疲労が主な誘因です。両者が同時に存在するケースもあります。

緑内障との違い

緑内障は眼圧の上昇などにより視神経がダメージを受ける疾患です。初期は自覚症状がほとんどなく、進行すると視野が欠ける症状が現れます。

眼精疲労と見分けるポイントは、休息をとっても「視野の欠け」が続く場合です。眼精疲労によってピントのあいまいさは起きますが、視野全体が欠けるような症状は眼精疲労だけでは説明しにくいため、眼科での検査が必要です。

6. 受診・相談すべきサイン

眼精疲労の多くはセルフケアと休息によって改善の可能性がありますが、以下のような症状が出ている場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。

「目と首が一緒につらいけれど、病院に行くほどではないかも…」と感じている方も多いかもしれません。以下の基準を参考に判断してみてください。

まず「眼科」への受診を検討するサイン

  • 1〜2週間以上、休息をとっても眼の疲れ・かすみが改善しない
  • 市販の目薬を使っても症状が変わらない・悪化する
  • 視力の低下を感じるようになった
  • 眼鏡・コンタクトの度数が合っていない気がする

遠視・乱視などの屈折異常(くっせついじょう)があると、近くも遠くもピントを合わせようと毛様体筋が常に過緊張の状態になりやすく、眼精疲労の原因が眼の側にある可能性があります。眼鏡やコンタクトが今の視力に合っているかは、眼科の屈折検査ではじめて正確に確認できます。セルフケアを続けても変化を感じにくいときは、一度眼科で度数を見直すことも選択肢の一つです。

  • 長時間作業でなくても目が疲れやすくなった
  • 目のかゆみ・目やに・充血が続く

眼精疲労の窓口として最初に相談するのに適した診療科は眼科です。屈折異常(近視・遠視・乱視・老視)やドライアイ、緑内障など、眼科的な原因のチェックを受けることができます。

「脳神経外科・脳神経内科・頭痛外来」への受診を検討するサイン

以下の症状は、眼精疲労だけでは説明しにくい可能性があります。速やかに脳神経外科・脳神経内科・頭痛外来を受診することをお勧めします。

受診を急ぐべき症状

  • 突然始まった激しい頭痛(「これまでで最悪の頭痛」と感じるほどの強さ)
  • 片側の視野が欠ける・視野が急に変化した
  • 物が二重に見える(複視)が続く
  • まぶたが下がってきた(眼瞼下垂)と感じる
  • 手足のしびれ・力が入らない・ろれつが回らない症状が伴う
  • 吐き気・嘔吐を伴う激しい頭痛がある
  • 首の後ろに強い痛みがあり、頭痛を伴う

特に「雷に打たれたような突然の激しい頭痛」は、くも膜下出血など脳の血管の異常が疑われる緊急サインです。ためらわずに救急車を呼ぶか、救急外来を受診してください。

受診科の選び方まとめ

症状のタイプ 最初に相談する診療科
目の疲れ・かすみ・充血・ドライアイ感が続く 眼科
眼鏡の度数が合わない・視力変化 眼科
目の疲れ+頭痛・吐き気・めまいが続く 眼科 → 必要に応じ脳神経内科・内科
突然の激しい頭痛・視野欠損・複視・しびれ 脳神経外科・神経内科(できるだけ早く)
雷鳴頭痛・意識の変化 救急受診(119)
耳鳴り・回転性のめまいを伴う 耳鼻咽喉科 も検討
原因が特定しにくい・全身症状が多岐にわたる 内科・総合診療科

「目と首が一緒につらいだけで、他の症状はない」という状態であれば、まず眼科の受診、または国家資格を持つ施術者への相談が入口として考えられます。ただし上記の緊急サインが一つでも当てはまる場合は、セルフケアや民間施術より先に医療機関を受診してください。

7. まとめ

✅ 眼精疲労と首こりが同時に出る理由、整理します

  • 毛様体筋(目のピント筋)の疲労と後頭下筋群(首の深部筋)は連動しているため、デジタル機器の長時間使用で両者が同時に疲弊しやすい
  • 頸部前傾姿勢(頭が前に出た姿勢)が首・肩への負担を増大させ、自律神経バランスにも影響する可能性がある
  • セルフケアには「温め・冷やしの使い分け」「ツボ押し(睛明・攅竹・太陽)」「遠近体操と後頭下筋ストレッチ」が活用できる
  • 首の強揉み・マッサージ器具の長時間当てすぎは逆効果になることがあるため注意が必要
  • 1〜2週間改善しない・視野の変化・突然の激しい頭痛などがある場合は、迷わず眼科・脳神経外科など医療機関へ

目と首のつらさを放置せず、セルフケアを日常に取り入れながら、必要なときは専門家を頼ることで、快適な毎日を手に入れることができます。

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FAQ:よくある質問

Q. 眼精疲労と首こりは同時に対処できますか?

A. どちらも同じ原因(デジタル機器の長時間使用・頸部前傾姿勢)から生じているケースが多いため、姿勢の見直しとセルフケアを組み合わせることで両方に働きかけることが可能です。ただし改善には個人差があり、症状が重い場合は専門家への相談をご検討ください。

Q. 目薬をさしても眼精疲労が改善しません。どうすればいいですか?

A. 目薬は目の乾燥や充血のサポートに使われますが、毛様体筋の疲労や後頭下筋群の緊張には直接働きかけないため、目薬だけでは改善しない場合があります。作業環境の見直し(ディスプレイとの距離・照明)、休憩の確保、ストレッチなどと組み合わせてみてください。症状が続く場合は眼科への受診をお勧めします。

Q. スマホを見た後に頭痛がするのは眼精疲労ですか?

A. 可能性のひとつとして眼精疲労が関係していることはありますが、緊張型頭痛・頸原性頭痛(首の問題が原因の頭痛)・偏頭痛など、他の原因も考えられます。突然の激しい頭痛や、休息をとっても繰り返す頭痛は、医療機関への受診をご検討ください。

Q. 後頭下筋群のストレッチで痛みがあります。続けて大丈夫ですか?

A. 「伸び感」であれば問題ありませんが、「痛み」がある場合は無理に続けないでください。特に頸椎に既往症がある方、めまいや手のしびれを感じる方は、セルフストレッチの前に専門家にご相談ください。

Q. 鍼灸は眼精疲労に有効ですか?

A. 国内の文献レビューでは、鍼灸施術が眼精疲労に関連する症状に対して一定の効果の可能性を示しているとする報告があります。ただし個人差があり、必ず改善するとは言えません。はり師・きゅう師の国家資格を持つ施術者への相談が選択肢のひとつになります。

参考文献

学術文献

  1. Pavel IA, Bogdanici CM, Donica VC, et al. “Computer Vision Syndrome: An Ophthalmic Pathology of the Modern Era.” Medicina (Kaunas). 2023. PubMed ID: 36837613
  2. Liu Z, Zhang K, Gao S, et al. “Correlation between Eye Movements and Asthenopia: A Prospective Observational Study.” Journal of Clinical Medicine. 2022. PubMed ID: 36498619

参考情報源

※論文・参考情報の内容は、症状への理解を深めるための参考情報です。効果には個人差があります。

本記事の位置づけ

本記事は一般的な健康情報を提供する目的で作成されており、特定の症状・疾患の診断、治療、予防を意図したものではありません。

記事内で紹介する研究・統計・PubMed論文は、執筆時点で公表されている情報に基づきます。個人の体質・症状・既往歴により適切な対応は異なります。

気になる症状が続く場合、強い痛みやしびれを感じる場合は、自己判断せず医療機関(眼科・脳神経外科・神経内科等)へご相談ください

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この記事を書いた人

鍼灸あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師。国際基準カイロプラクター(D.C.)・ディプロムドオステオパシー(D.O.)取得予定。日本工学院八王子専門学校 柔道整復科 卒業/東京呉竹医療専門学校 はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師科 卒業/TCC東京カレッジオブカイロプラクティック(旧ロイヤルメルボルン工科大学日本校カイロプラクティック)卒業。PubMed論文・公的機関情報を引用しながら、骨格・神経・内臓・栄養を統合した視点で健康情報を発信しています。

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